★★ インターネットのはじまり ★★
軍用ネットワーク「アーパネット」
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 1945年に第2次世界大戦が終結すると、それまで一緒に戦っていたアメリカとソビエト連邦が激しく対立するようになりました。するとアメリカ軍は、ソビエト軍に対抗するため、開発されたばかりのコンピュータを軍事情報の処理に利用し始めました。
 まず、コンピュータに作戦データ・武器データなどを入力し、処理させました。さらに、敵国からの核ミサイルに対して核の報復攻撃を行なうという恐ろしい計画が立てられ、この攻撃システムにもコンピュータが使われました。

 こうして軍のコンピュータ化は、アメリカ軍の戦闘力を高めましたが、思わぬ弱点がありました。軍の情報が全て入っている大型コンピュータが敵軍に破壊されたら、アメリカ軍はその瞬間にマヒしてしまうのです。

 そこでアメリカ軍は1960年代に入ると、コンピュータ・ネットワークの研究をはじめました。軍事コンピュータを各地に分散配置し、これをネットワークでつないでおけば、何箇所かの軍事コンピュータが攻撃されても、攻撃されていない場所のコンピュータを使用して作戦を行なえます。

 こうして1969年頃に、軍事用ネットワーク「アーパネット」が作られました。この「アーパネット」が現在のインターネットの原点です。「アーパネット」を使えたのは、アメリカ軍と一部の大学だけでした。
 一般人もこれを使えるようになったのは1991年、ソビエト連邦が崩壊してからのことです。これ以後、インターネットブームが始まり、現在にいたっています。 

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